こんにちは!鍼灸師の*まぁ*です。

先日、所属している鍼灸学術団体の研修会に参加してきました。

技術修練の他に仲間の鍼灸師の症例レポートも拝聴させて頂きました。

難治性の症状への治療に日々取り組まれる先生と患者様の姿勢から学び、今回改めて思った事。

「鍼灸治療の目的は生命力(自然治癒力)の強化である」という事でした。

鍼灸治療について、

「何年も悩んでた症状が、1回の施術ですっきり消えた!」みたいな、テレビやネットの口コミを見て「まるで魔法みたい!」って期待して来られる方も、実は少なくないんです。

私も1発で治して差し上げたいです、本当に。

でも患者さまには最初にお伝えしておきたい大切なことがあります。

鍼灸は、病気や痛みを一発でパッと消し去る「魔法」ではないんです。

●なぜ「一発」では治らないのか?(東洋医学の視点)

長年続いてるそのツラい症状。それって、ある日突然降ってきたものじゃなくて、日々の疲れやストレス、寝不足、冷えなんか、ほんの小さな積み重ねが体に溜まって「もう限界!」って悲鳴を上げてる状態なんです。

時間をかけてじわじわ悪くなったものを、一瞬でなかったことにするのは、どんなゴッドハンドでも難しいのが正直なところ。

じゃあ、鍼灸って何のためにするの?って思いますよね。

●鍼灸の本当の役割は「生命力を強化すること」

鍼灸治療の本質は、外から薬を入れて無理やり症状を抑え込むことじゃありません。

もちろん、今ツラい症状への直接的なアプローチもしますが、それだけだと効果が一時的だったり、強い治療で症状をさらに悪化させてしまう可能性だってあるんです。

1番大事なのはあなた自身が本来持っている「生命力(自然治癒力)」のスイッチをONにして、それをじっくり強化していくお手伝いなんです。

その上でツラい症状へのアプローチを適度に行います。

• 気のめぐりを良くする

• 血行を促して体を芯から温める

• 自律神経のバランスを整える

こうやって土台を少しずつ整えていくことで、体は確実に「自分で治せる状態」へと変わっていきます。時間はかかるかもしれないけれど、これが根本から体を変える一番の近道なんです。

●前向きな継続と、日々の「養生(ようじょう)」の大切さ

だからこそ、ツラい症状を根本から良くしていくためには、「前向きに治療を継続すること」がとっても大切になります。

そしてもう一つ、治療と同じくらい大事なのが、お家での「養生法(セルフケア)」です。

週に1回サロンで体を整えても、残りの6日間、冷たいものをガブガブ飲んで夜更かししてたら……もったいないです。

• 湯船につかって体を温める

• スマホを置いて早めに寝る

• 季節の美味しいものを食べる

そんな小さな養生を治療とセットで取り入れることで、体の変化のスピードはぐんと加速します。 

●最後に

「ずっとこのまま治らへんのかな……」って不安になることもあると思います。でも、諦めないでくださいね。

鍼灸治療はあなたの体を代わりに治すことはできません。

だけど、あなたの体が「良くなろう」とする力を全力でサポートすることはできます。

1人で抱え込まずに、まずは一歩、一緒に踏み出してみませんか?

焦らず、じっくり、一歩ずつ。一緒に健康な体を作っていきましょう!